守輪咲良活動日記No.10 演技書体験
守輪咲良活動日記No.10 演技書体験
演技書体験
アメリカに行く前、ある年配の方からスタニスラフスキーの「An Actor Prepares」と「Building a Character」をいただいた。「もう使わないから」といただいたのだけど、赤い線があちこちに引いてあって、よく勉強したようだった。私のニューヨーク行きを実現させてくれた人で、アクターズ・スタジオの存在を教えてくれ、いろいろ手配をしてくれた恩人である。
ニューヨークで最初に読んだのが「on method acting」だ。実際にメソードのレッスンを受け始めた頃は、まだいろいろ演技の本を読んでいた。でも何年か経って演技の深いところに触れるようになり、大きな壁にぶつかって、それまでの生活を変え、本を読むことをいっさいやめた。自分のすべてで〈そこ〉に存在することしかなかったから。日本に帰って指導をはじめてからも演技書は読まないできた。現場での体験そのものが何よりも勉強になっていた。
それがここ数年、読みたくなるような本がいろいろ出版されはじめ・・・いや、新しく出たものばかりでなく、ページが茶色くなったような古本でも久々にスタニスラフスキーを読んでいる。ストラスバーグやアクターズ・スタジオの背景なども面白い。時を経た今、ようやく読めるようになったのだ。
(守輪咲良)
守輪咲良と咲良舎の上演記録・ワークショップ等の詳しい情報はホームページ版「さくらの便り」へ。
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演技書体験
アメリカに行く前、ある年配の方からスタニスラフスキーの「An Actor Prepares」と「Building a Character」をいただいた。「もう使わないから」といただいたのだけど、赤い線があちこちに引いてあって、よく勉強したようだった。私のニューヨーク行きを実現させてくれた人で、アクターズ・スタジオの存在を教えてくれ、いろいろ手配をしてくれた恩人である。
ニューヨークで最初に読んだのが「on method acting」だ。実際にメソードのレッスンを受け始めた頃は、まだいろいろ演技の本を読んでいた。でも何年か経って演技の深いところに触れるようになり、大きな壁にぶつかって、それまでの生活を変え、本を読むことをいっさいやめた。自分のすべてで〈そこ〉に存在することしかなかったから。日本に帰って指導をはじめてからも演技書は読まないできた。現場での体験そのものが何よりも勉強になっていた。
それがここ数年、読みたくなるような本がいろいろ出版されはじめ・・・いや、新しく出たものばかりでなく、ページが茶色くなったような古本でも久々にスタニスラフスキーを読んでいる。ストラスバーグやアクターズ・スタジオの背景なども面白い。時を経た今、ようやく読めるようになったのだ。
(守輪咲良)
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