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守輪咲良活動日記No.10 演技書体験

守輪咲良活動日記No.10  演技書体験


 演技書体験

 アメリカに行く前、ある年配の方からスタニスラフスキー「An Actor Prepares」「Building a Character」をいただいた。「もう使わないから」といただいたのだけど、赤い線があちこちに引いてあって、よく勉強したようだった。私のニューヨーク行きを実現させてくれた人で、アクターズ・スタジオの存在を教えてくれ、いろいろ手配をしてくれた恩人である。

 ニューヨークで最初に読んだのが「on method acting」だ。実際にメソードのレッスンを受け始めた頃は、まだいろいろ演技の本を読んでいた。でも何年か経って演技の深いところに触れるようになり、大きな壁にぶつかって、それまでの生活を変え、本を読むことをいっさいやめた。自分のすべてで〈そこ〉に存在することしかなかったから。日本に帰って指導をはじめてからも演技書は読まないできた。現場での体験そのものが何よりも勉強になっていた。

 それがここ数年、読みたくなるような本がいろいろ出版されはじめ・・・いや、新しく出たものばかりでなく、ページが茶色くなったような古本でも久々にスタニスラフスキーを読んでいる。ストラスバーグやアクターズ・スタジオの背景なども面白い。時を経た今、ようやく読めるようになったのだ。

 (守輪咲良)



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守輪咲良活動日記No.9 読むべきか、読まざるべきか・・・それが問題だ!

守輪咲良活動日記No.9 読むべきか、読まざるべきか・・・それが問題だ!

読むべきか、読まざるべきか・・・それが問題だ!

 すでに、「守輪咲良のおすすめの本」として、4回にわたって写真掲載で本を紹介しているが、昨年は、岩波文庫からスタニスラフスキーの自叙伝「芸術における我が生涯」全3巻が出版され、ほぼ同時に、未来社からロシア語からの翻訳で「俳優の仕事」全2巻が、そして而立書房からスタニスラフスキー入門」が出された。

 すごいことだ! スタニスラフスキーに関する関心が一挙に高まったかのように思える。
 ここ数年、ロシアからばかりでなくイギリスからアメリカからいろいろな国から演出家が日本にやってきてワークショップを開催、日本の俳優たちの弱点基礎の無さなどが指摘されている。国が違っても、方法論は別でも、これらの演出家たちには演技に関しての共通言語がある。国際レベルで通用する演技の基準と言うものがある。絵画の勉強なら、普通デッサンの勉強からはじめる。基礎がしっかりしていないと応用することもできない。ピカソの若い頃の絵を見て欲しい!
 演技の基礎とは一体どういうものなのか? まずは一度、スタニスラフスキーのことを勉強した方がいい。

 一般には、日本の演劇人はスタニスラフスキーのことに関心がない。知らない人が多い。また、はなから敬遠する人も多い。「メソード演技」についても同様だ。「メソード演技」の母体はスタニスラフスキーで、どちらも生活のなかにある私たちの身体行動、内面からの演技に基づいている。

 それにしてもスタニスラフスキー関連の本を読む場合、〈感覚が働く〉身体で理解する力がないと、翻訳文の言葉に頼り、思考回路で理解しようとするのでむちゃくちゃ分かり難くなる。用語に振り回され、頭でっかちになりやすい。

 それでは本なんか読まない方がいいのか? 読むべきか、読まざるべきか・・・それが問題だ! う~ん、それでも読んで欲しい!! 少しでも関心を持って欲しい!!

 (守輪咲良)

  芸術におけるわが生涯(上)  「芸術におけるわが生涯(上)」
  芸術におけるわが生涯(中)  「芸術におけるわが生涯(中)」
  芸術におけるわが生涯(下)  「芸術におけるわが生涯(下)」

  俳優の仕事第一部  「俳優の仕事」第一部

  俳優の仕事第二部  「俳優の仕事」第二部

  スタニスラフスキー入門  「スタニスラフスキー入門」

 追記 上記の本は当ブログからもAmazon.co.jp経由で購入できます。(新岳大典)

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守輪咲良活動日記No.8 目黒川の桜まつり

守輪咲良活動日記No.8 目黒川の桜まつり

目黒川の桜まつり

  目黒川桜まつり集合写真

4月3日、S.A.P.「12週間集中クラス」の帰り、みんなで橋の上から目黒川のみごとな桜に大歓声!

  目黒川桜まつり
Art of living ! 川のそばまで下りていって、一番きれいと思われる桜の下で、それぞれ好みの缶ビールなどで乾杯! さっそく次のレッスンで「桜並木を歩く!」やってみたけれど、「歩く」は本当に難しい。一歩一歩に心と身体がなかなか一緒にいられない。

  目黒川桜まつり桜写真

 桜の花と花の間に小さな月が・・・・。


 (守輪咲良)


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守輪咲良活動日記No.7 マリヴォー関連の皆様と観桜会

守輪咲良活動日記No.7 マリヴォー関連の皆様と観桜会

マリヴォー関連の皆様と観桜会

  観桜会集合写真

 まだ雪景色の残る北海道から帰った次の日、4月2日、マリヴォー戯曲選集」の著者・佐藤実枝先生のお住まいで観桜会があり、もう一人のマリヴォーの翻訳者・井村順一先生奥様、昨年TPTマリヴォー「いさかい」を演出した熊林弘高さん、パリでマリヴォーの勉強をされている奥香織さんとで伺いました。桜はまだ二分咲きといったところで残念! その後、佐藤先生がみごとに咲いた桜の写真(下)を送って下さいました。

  観桜会桜

 2月に吉祥寺のライブハウスで熊林さん演出の「令嬢ジュリー」を観に行ったので、話はやはり「令嬢ジュリー」に。出演は毬谷友子さんと田島亮さん。何と田島さんはまだ21才の若さ! 小さなステージはグランドピアノに独占されていて、そのすぐ足下には田島亮ファンらしき若い女性たちが。手を伸ばせばすぐにも触れられる距離での白熱の演技。セクシュアルな2人の絡み。「いさかい」でもそうだったけれど、まさしく熊林ワールドがそこにあった。チェーホフ「かもめ」「桜の園」なども演出しているけど、どんなチェーホフだったのだろう、観てみたかった。


 (守輪咲良)


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2008年10月20日から数えて
プロフィール

sakuramoriwa

Author:sakuramoriwa
守輪咲良。演出家。演技私塾「櫻塾」代表。劇集団「咲良舎」主宰。日本演出者協会会員。一般社団法人日露演劇会議・常務理事。明治大学文学部卒。札幌市出身。

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