スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

守輪咲良活動日記No.29「教文演劇フェスティバル」ワークショップ・その1

「教文演劇フェスティバル」ワークショップ・その1


 さて、札幌市教育文化会館主催「教文演劇フェスティバル」4日間のワークショップが無事終了! 帰京して溜まった仕事に追われているうちに、またまたブログに書く機会を逃してしまう危険が・・・! いやいや今回はそうはならないぞ! と、日曜の午後、ようやく愛用のmacbook airに向かう。

 オリエンテーションから始まった今年のワークショップは、3年目にしてようやく手応えが少し見えてきた。まず、3年連続参加の受講者や、また、昨年受講の顔ぶれがあって、それぞれの顔の表情に変化が見られるのが何より嬉しい! 3日や4日の短い時間で何ができるだろうか、何かの「種」になれるだろうか、ワークショップについて回るこうした思いはいつもあるが、時間をおいてまた参加することで、3日間がただの3日ではなく、ずうっと何かがそれぞれのなかで続いているのかも知れないと思えたりする。

 教文フェスティバルワークショップ1

 今回、あらためて札幌演劇人たちの資質にとても興味を持った。指導が浸透していく感触が違う。なかなかみんなリアリストだし、シンプルさがある。それはこれからの演劇人にとって大切な資質だ。自信をもって、自分たちの持てる資質を花開かせていって欲しい! 
 
 教文フェスティバルワークショップ2

 さて、オリエンテーションで20数人の参加者からに出された質問は、それだけで演技書の目次になりそうなものだった。以下、思い出すまま並べると、

 ・自然な演技とは?
 ・緊張について
 ・役者の集中力ついて
 ・「ただそこにいる」とは?
 ・想像力について
 ・役へのアプローチについて
 ・客席に関して
 ・発声法について
 ・戯曲の読み方について
 ・セリフの暗記の仕方
 ・衝動について など。

 一番質問の多かった「自然な演技とは?」についてから話し始めたが、その他の質問もすべてこれに繋がっていくものだ。私自身、最近は「自然な演技」と言う言葉を使うのをやめようかと思っている。舞台での自然さは日常のなかでの自然さとは違うもので、誤解されて演技が小さくなっていく危険がある。
 スタニスラフスキーの言葉を引用すると、「俳優の芸術と創造は、現実の生活のなかではなく、芸術的構想によりつくられた生活のなかでなされる」である。

 舞台においての「自然な演技」は、まだまだ私たちの大きな課題だ。

 この日のオリエンテーションはネット中継の動画で見られるようになっているが、編集なしの3時間という長いもので見てもらうのが恐縮だ。

 http://www.ustream.tv/channel/kyobun-ws

 また、12日の演劇サイト「fringe」の記事でネット中継の試みが紹介されている。

 http://fringe.jp/topics/casestudies/20100812.html

 教文フェスティバルワークショップ3
 
 どの質問も上質で嬉しい質問ばかりだが、言葉だけで話していくと頭がパンパンになっていくような気がしたが、一度じっくり話す時間をとることで、次の日からのワークショップが何か違ってくるような気がした。

 つづく。

(守輪咲良)


----------------------------------------------------------------------

 守輪咲良の主催するSAKURA ACTING PLACEへの参加方法、劇集団咲良舎の上演記録、ワークショップ等の詳しい情報はSAKURA ACTING PLACE

blogram投票ボタン  ←ブログランキング&成分解析サービス「blogram」に参加してます。こちらをクリックお願いします。

 にほんブログ村 演劇ブログ 劇団・役者へ ←ブログ村のランキングに参加してます。こちらもクリックお願いします。

BBS7.COM
MENURNDNEXT

スポンサーサイト

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

守輪咲良活動日記No.28 特急寝台車北斗星より

特急寝台車北斗星より


 いよいよ明日から札幌教育文化会館で四日間のワークショップが始まる。

 北斗星外観 ←上野駅にて撮影

 私の乗った特急寝台車北斗星は、ただ今ひたすら北海道内を走行中。耳の障害で、もう10年以上も飛行機に乗っていない。札幌へは毎回この北斗星を利用している。が、愛着あるこの北斗星ももうすぐ消えると言われていて、上野駅にこの北斗星が入ってくると、写真を撮る人たちが大勢いる。でも今回は、北海道に入って小さな駅にとまるたびに、早朝からプラットフォームにカメラを設置して北斗星を撮る人たちがいてちょっとびっくり。確かに北斗星は外観も格好いいが、内部も味わいがあって、日常から切り離された時間を楽しむことができる。

 今朝も7時頃、目を覚まして窓のカーテンを開けたら、いきなり原始林と沼が目に飛び込んできた。大沼国定公園の中を走っているのだ。

 これを書いているロビーでは、今「シュレック3」が上映されている。夏休み中の子供たちにサービスか。大きなソファはとても座り心地が良い。シャワーもある。

 北斗星 ← ロビー

 昨夜は食堂車GRAND CHARIOT で牛タンスモークをつまみにワインを楽しんだ。

 北斗星食堂車食事 ← 夜の食堂車

 朝食は「洋食」と「和食」を選べる中、いつも「和食」を選ぶことにしている。

 北斗星 ← 朝の食堂車
 
 個室は先着順なので、毎回、予約を取るのに苦労するがやはりとても快適である。

 さて、明日はオリエンテーション。今年で3回目のワークショップの開幕だ!オリエンテーションは初めての試みで、さてどんなことがおこるのか、次回をお楽しみに。


(守輪咲良)

----------------------------------------------------------------------

 守輪咲良の主催するSAKURA ACTING PLACEへの参加方法、劇集団咲良舎の上演記録、ワークショップ等の詳しい情報はSAKURA ACTING PLACE

blogram投票ボタン  ←ブログランキング&成分解析サービス「blogram」に参加してます。こちらをクリックお願いします。

 にほんブログ村 演劇ブログ 劇団・役者へ ←ブログ村のランキングに参加してます。こちらもクリックお願いします。

BBS7.COM
MENURNDNEXT

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

守輪咲良活動日記No.27 シェンタリンスキー氏のワークショップ

シェンタリンスキー氏のワークショップ


 モスクワ芸術座付属演劇大学夏季ワークショップが東京で開催されるようになって3年目だと言う。講師のセルゲイ・シェンタリンスキー氏が今年もやってきて、15日に歓迎会が行われた。日露演劇会議のワークショップを担当する理事として私も参加。私自身、参加できるものなら、是非、参加したいところだが、前回のブログにも書いたように、とても参加できる状況にない。せめて見学をと思っていたが、30日になってようやく実現。青年劇場の稽古場に出かけた。ワークショップはもう終了間際なのだ。

 この日は初心者を対象としたトレーニングのクラス。若い女性が多いが、なかにベテランの俳優さんや我が日露演劇会議の同胞でもあるヴォイスのやまもとのりこさんも参加している。JOKO演劇学校の卒業公演を観に行って、生徒全員の声が素晴らしいのに驚いたが、やまもとさんの指導の成果だ。そのやまもとさんが身をもって俳優のためのワークショップに参加している姿に感動! みなぎる緊張感とエネルギーが素晴らしい! 

 さてワークショップだが、「人に伝える」「人を感じる」などを目的に、身体のいろいろな器官を働かせながら、ゲームのように繰り返し行われていた。必ず内面を通すことが肝心。ひとつひとつのレッスンが実に具体的でとても良くできている。
 印象に残ったレッスンは、目だけで相手が「そうだ」と言っているのか「違う」と言っているのかを判断し、自分の知らない、すでに出来上がっている行動を発見していくというものだ。相手を察知し、状況を把握し、勘を働かせなくてはならない。素晴らしいレッスンだった。
 また「相手を褒める」レッスンでは、私たち日本人の苦手な部分が言葉の選択にも身体の動きにも出るなあと、あらためて認識した。

 ワークショップ終了後、セルゲイさんが通訳を通して「退屈しなかったか」と聞いてきたので、「とても楽しんだ」と伝えたところからいろいろ話が拡がった。セルゲイさん曰く、「1回目のワークショップのとき、みんなの弱いところはここかなと思ったんだ」つまり、こことは人に伝えるとか、相手に集中するとかのこと。守輪の答え、「そうそう、帰国して指導をはじめて以来、この課題でずうっと頭を痛めているんです。日本人の大きな問題だと思いますよ。」

 近年、日本にはいろいろな国から演出家がやってくるようになったが、私はセルゲイさんがとても気さくで話しやすい。彼のやっていることも話も実践的でとても分かりやすい。彼には彼自身のクリエイティブな指導がある。それはとても本質的なものだから、もはやスタニスラフスキーを持ち出す必要もない。それはとても気持ちがいいことだ。リアリズムに話が及んだとき、舞台上のリアリズムとは「Here ! And Now! 」とお互い言い切って、面倒な理屈に話が拡がっていかなかったことが嬉しかった。

 親睦会ではうち解けた話がいろいろ出たが、16才の時にすでにハムレット役で舞台に立ったとか。そしてチェーホフ記念モスクワ芸術座附属演劇大学の名優タバコフ(モスクワ芸術座芸術監督)に師事、トントン拍子に俳優への道へ。その後、アメリカのジュリアードスクール、イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで研修を受け、モスクワではタバコフ劇場の舞台に立ち、映画、TVドラマにと出演。92年より、チェーホフ記念モスクワ芸術座附属演劇大学で教鞭をとる。現在、同大学の俳優学科副科長。優れた俳優、演出家であるだけでなく、優れた指導者なのだ。

 (守輪咲良)
 -------------------------------------------------------------------

 守輪咲良の主催するSAKURA ACTING PLACEへの参加方法、劇集団咲良舎の上演記録、ワークショップ等の詳しい情報はSAKURA ACTING PLACE

blogram投票ボタン  ←ブログランキング&成分解析サービス「blogram」に参加してます。こちらをクリックお願いします。

 にほんブログ村 演劇ブログ 劇団・役者へ ←ブログ村のランキングに参加してます。こちらもクリックお願いします。

BBS7.COM
MENURNDNEXT


テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

FC2カウンター
2008年10月20日から数えて
プロフィール

sakuramoriwa

Author:sakuramoriwa
守輪咲良。演出家。演技私塾「櫻塾」代表。劇集団「咲良舎」主宰。日本演出者協会会員。一般社団法人日露演劇会議・常務理事。明治大学文学部卒。札幌市出身。

リンク
カテゴリ
カレンダー
07 | 2010/08 | 09
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。