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守輪咲良活動日記NO.41「日曜の銀座で「ダンシング・チャップリン」を観る!」

  
 日曜の銀座で
「ダンシング・チャップリン」を観る!



 私の愛用しているMacBook Airがついに故障! 修理に出していたが、日曜日に新岳に付いて受け取りに行くことになった。銀座のアップル・ストアを初めて訪れた。エレベーターがドアもすべて透明で各階の様子がよく分かり、実に楽しかった。どの階も無駄がなく、働いているアップルの人たちも対応が実にスマートで、何か未来世界を思わせられる。でももう、すでにそういう時代なんだね。さて、予約を入れてあったので、手続きは順調に進んでほどなく修了。

 その後、久々の銀座を楽しむことにした。昔、数々の印象に残る公演を観たセゾン劇場があったビルはここから近い。そこの5階の銀座テアトルシネマ「Shall we ダンス?」周防正行監督の新しい映画「ダンシング・チャップリン」をやっている。ここのところ映画館で映画を観るなんて時間的な贅沢はできなくなっていたが、これはチャンス! 開始時間もちょうどいい! そのうえ、意外にも銀座には特別鑑賞券を売っているところがあちこちにあって、何てラッキーな! こうして新岳と2人、日曜の午後、特別鑑賞券を2枚購入して、いそいそと映画館へ。見終わって、2人とも「映画館で見てよかった!」と言うのが結論。そのあとのビールの美味しいこと!

 ニューヨーク滞在時代、グリニッチヴィレッジのど真ん中に住んでいた頃、確かブリーカー・ストリート・シネマと言ったと思うけれど、その映画館まで数10歩という恵まれた環境にいた。その映画館では監督別で特集が組まれ、毎日、日替わりで、しかも1日で何本もの素晴らしい作品が観られたのだ。日本の映画館ではなかなか観られなかった黒沢明監督の作品もほとんどそこで観た。
 ニューヨークの映画館ではよくこういった企画をやっていて、少し離れた映画館ではサイレントの特集をオルガン奏者の生演奏付きで観ることができて、連日、取り憑かれたように通ったことがあった。
 その時、虜になっていたのはチャップリンではなくバスター・キートン。白塗りにした顔の表情を全く動かさず、身体でのアクションだけで演技するのだけれど、命がけのアクロバティックなアクションから、愛や切なさや滑稽さが伝わってきて、チャップリンの凄さを目の当たりにしながらも、恋する乙女には我が愛しのキートンしか眼中に入ってこなかった。

 しかし、皮肉というか何というか、バレエで表現されたチャップリンの世界を今回映画作品としてみて、チャップリンが大好きになった。映画としても、もう一度、いや何度でも繰り返し見たい映画だと思う。
 パンフレットは1.100円で、買ったときには高いなあと思ったけれど、映画のパンフレットをこれほど隅々までじっくり読んだこともあまりない。特に最後のほうに載っている監督、照明、撮影、演出補・編集などのスタッフの座談会はとても面白かった。
 さて、バレエダンサーたちだが、チャップリンを踊るルイジ・ボニーノはこの映画の撮影のときには60歳。今でも現役のバレエダンサーなのだ。日本でも何度か踊っている。素晴らしい表現者だ。舞台を見逃してしまったことが悔やまれる。
 草刈民代さんも素晴らしかったが、特に「空中のバリエーション」が仕上がるまでのいきさつやその仕上がり具合など、これは舞台では観られない、映画ならではのバレエになっていて、繰り返し観たい場面だ。

 とにかく映画として、私はとても好きな映画だ。おそらく世界のあちこちで見られる映画になるだろうと思う。バレエ史に残る素晴らしい作品を数多く生み出した、「ダンシング・チャップリン」の生みの親、ローラン・プティが仕上がった映画(たぶん第二部の〈バレエ〉)を見終わって、「目にゴミが入った」と言って涙する。監督冥利につきるシーンではないだろうか。日本周防正行監督がこんな素晴らしい映画をつくってくれたことを一観客として感謝したい。


 (守輪咲良)


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プロフィール

sakuramoriwa

Author:sakuramoriwa
守輪咲良。演出家。演技私塾「櫻塾」代表。劇集団「咲良舎」主宰。日本演出者協会会員。一般社団法人日露演劇会議・常務理事。明治大学文学部卒。札幌市出身。

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