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守輪咲良の活動日記NO.45 「高校生と大学生のためのドラマワークショップ 印象に残った参加者の声から」

(社)日露演劇会議主催
「高校生と大学生のためのドラマワークショップ」
印象に残った参加者の声から


 8月に、高校の演劇部をたった一人で頑張って続けている現在高校2年の女子生徒M.Yさんからメールが届いた。彼女は「第1回ドラマワークショップ」の参加者である。当時とても熱心でエネルギッシュな面があるかと思うと、声が小さく、身体が華奢で、まだ心身のバランスがとれていない高校1年生といった印象だったが、メールのやりとりをしていて、逞しくなったなあと感慨深いものがある。メールのやりとりの一部を紹介する。

【M.Y】 今、地区大会に向けて練習をしているのですが、自分の納得いく演技ができなくて困っています。台本を読み返して、どういうキャラなのか確認しても、ただ台本の文字を読んでいる感じが出て仕方ないのです。どうしたら良いですかね…?どのような練習をすればいいですか?アドバイスをください。

【守輪】 どんな台本を使っているのかしら?
 台本を手にしたら、まず、「どんな状況で、何が起こっているのか? 自分は誰なのか? どこで何をしているのか?」など、いくつかの疑問をクリアしていく作業が必要です。ただ頭で考えるだけでなく、舞台上で自分自身が体験していくやり方が必要です。
初心者の場合、一般的に気分だけを頼りにやりがちになり、具体的になっていかず、まして一人でやっている場合、客観的に見てくれる人がいないので、どこをどう直していったら良いか難しいですね。

【M.Y】 少しだけでもアドバイスをいただけて嬉しいです。9月に行われる大会では今までの中で一番良いものを創れるように、やる気もわいてきました。ありがとうございました。

【M.Y】 地区大会が終わり、ほっとしています。大会の結果、県の大会には行けませんでしたが、審査員の方から「この地区の中で、一番自然な演技ができていた」「演技は県に行けるほどだった」という評価をいただきました。これは先生のアドバイスのおかげです。ありがとうございました。

 彼女の次回ワークショップの参加が楽しみである。

 8月は札幌で初めて「高校生のためのドラマワークショップ」を開催。一日だけの体験ワークショップで3時間だけだったが、地元高校の先生方の協力で13人の演劇部の生徒たちが集まってくれた。3時間というのは、つまり、緊張している参加者がリラックスし、さあこれからという頃に終了となってしまうと言うことで、1回だけのワークショップでこの3時間を充実させるのはなかなか難しい! そんな中で、積極的で伸び伸びとした生徒たちもいて印象的だった。

 今回は終了後、札幌市教育文化会館で行われている私のもう一つのワークショップを見学できる事になっていて、二人の女子生徒と先生が見学に残った。夜の部終了直後、二人が駆け寄ってきて言うには、「自分たちがやっていた時は緊張していたし、夢中で余裕もなかったけれど、見学してみると客観的に見ることができて、大変勉強になった」とのことだ。
 また、見学していた先生からは、後日、以下のようなメールが送られてきた。
 「夜の部の見学に来ていました2名が、非常に充実した時間だったと目をキラキラさせながら話しておりました。
 私も夜のワークショップを見学させて頂き、普段の何気ない動作の一つ一つが演技につながるのだと、非常に興味深く拝見させて頂きました。」

 苦労したあとには何より嬉しいメールだ。

 さて次に、9月東京でのドラマワークショップの最終日。私は仕事が重なってクロージングに出席できなかったが、大学一年の参加者がしみじみ語っていたという報告が届いた。

 【E.D】 「相手の言うことを聴いて、そこから自分の言いたいことを導き出す」などは、高校演劇の頃から聞いたことがなかった・・・」

 演技Ⅱのクラスでテキストを使用したが、芝居は二人でのやりとりになっていた。ところが、E.D君は全く相手を見ることも聞くこともできない。いわゆる、相手無視の一人芝居なのだ。
 そこで次の授業では、お互いに向き合って椅子にすわり、セリフに集中するレッスンをやった。相手が何を言っているのか、相手のセリフを聴くことに集中すること。また、自分が相手に対して何を言っているのか、自分が話しているセリフに集中すること。同時に相手に言葉をかけること、など。
 昔、ストラスバーグがある生徒の高校演劇で身につけた有害な演技について語っていたことを思い出した。
 「3年かけて身につけた演技の悪いくせは、そのくせを取るのに倍の年月、6年を要する!」

 でも、彼のセリフは最後のクラスで見事に変わっていた。

 最後にワークショップ終了後のアンケートから幾つかを紹介。

・講師の先生方が、とても熱心に一人一人を見て下さり、見て頂いているのが嬉しかった。
・常に周りを意識し、影響される。身体の新しい動かし方。自分が何をしているか分かって
演技するなど、とても勉強になりました!! 今後に生かしていきます!!
・どのセクションの内容もとても勉強になりました。自分のできていない部分、欠落して
いる部分、これからやらなければならない目標などが、しっかり見えてきました。
・ 演技以外にも、社会を生きていくうえで大切なこと、常識を教えていただき、自分を見つめ直すことができました。

 次回のワークショップには、もっともっと多くの高校生大学生に参加して欲しい。


 (守輪咲良)


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2008年10月20日から数えて
プロフィール

sakuramoriwa

Author:sakuramoriwa
守輪咲良。演出家。演技私塾「櫻塾」代表。劇集団「咲良舎」主宰。日本演出者協会会員。一般社団法人日露演劇会議・常務理事。明治大学文学部卒。札幌市出身。

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