スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

守輪咲良活動日記No.17 フランス・イギリス・イタリアからの三つの芝居(その2)

守輪咲良活動日記No.17 フランス・イギリス・イタリアからの三つの芝居(その2)


 フランス・イギリス・イタリアからの三つの芝居
 (その2)


 イギリス プロペラ公演「夏の夜の夢」

 7月2日は、野田秀樹さんの「東京芸術劇場」芸術監督就任記念にイギリスから招かれたプロペラの「夏の夜の夢」を観た。プロペラはイギリスの大御所演出家ピーター・ホールの息子、エドワード・ホール率いる男だけのシェイクスピア劇団なのだ。イギリスでも異質な劇団だと言う。とにかく観ておきたいと思った。さて、いよいよ開幕した男だけのシェイクスピアの世界は・・・う~ん、誰かが言っていたけど、日本ではまだ一般向けとは言えないのかな・・・。イギリスのように、スタンダードで上質な作品が数多く創られている背景があってこそ、こういった上質で異質な作品が生まれてくるのだと思う。また、偉大なる父親と同じ演出の道を進み、同じくシェイクスピアを手がけると言うことは、相当自分独自の世界を意識するんじゃないか。

 パンフにあったように、ホール自身は表立って「ゲイ演劇」「ジェンダー演劇」だと主張しているわけではないようだが、この舞台世界にはやっぱりその感性が色濃く感じられる。私にはニューヨークで馴染んだ世界だし、抵抗なく笑い楽しめたが、私の右隣の男性演劇人は一幕で帰ってしまったし、左隣の男性は上演中何度も時計を見ていた。知り合いの評論家も演出家も、もう一本の「ヴェニスの商人」を観る気持ちは全くないようだった。しかし、演劇人の枠に収まりきらない、いろいろなアーティストたちには大いに受け入れられる現代性に溢れた世界なんじゃないか。終演後の観客の力強い拍手はそれを物語っているし、昔の日本とは違うものを感じさせられた。
 それにしても、身体の大っきな黒人のヘレナ! もちろん男なわけだけど、このヘレナが登場したときは・・・驚いたあ!

 野田さんの芸術監督就任の挨拶文から。
 『「東京芸術劇場」という場所から、創作者として、(自分の芝居だけでなく)こういう芝居が「いい芝居」だと思うのです、と発信をしたい』
 う~ん、この後、野田さん自身の芝居をいろいろやるみたいだし、これからどういう劇場になっていくのか・・・。プロペラ公演後のプログラムをみながら、そう思った。(つづく)

 (守輪咲良)


 守輪咲良と咲良舎の上演記録・ワークショップ等の詳しい情報はホームページ版「さくらの便り」へ。

 にほんブログ村 演劇ブログ 劇団・役者・裏方へ ←ブログ村のランキングに参加してます。こちらをクリックお願いします。

BBS7.COM
MENURNDNEXT

スポンサーサイト

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター
2008年10月20日から数えて
プロフィール

sakuramoriwa

Author:sakuramoriwa
守輪咲良。演出家。演技私塾「櫻塾」代表。劇集団「咲良舎」主宰。日本演出者協会会員。一般社団法人日露演劇会議・常務理事。明治大学文学部卒。札幌市出身。

リンク
カテゴリ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。